今月の初めに台車が完成したところで息切れかと思われましたが、何とか無事に作業が続けられています。今回はフレームや運転室などの塗装作業になります。

まずはフレームの塗装からです。全体をグレーに塗られている方もおられるようですが、国鉄時代のモデルとのことですので、組立説明書の指示通りにつや消しブラックで塗装しました。
連結器の周辺やエアタンクの裏側などは先に塗装を済ませてからパーツを取り付けると良かったのですが、手抜きをして全て取り付けを済ませていましたので、内側にある青いパーツまでなかなか塗料が届かず少々時間を要してしまいました。
まだ先端部分をボディと同色に塗装する作業が残っていますので、マスキングを行った後、ボディの塗装作業に合わせて塗るようにしたいと思います。

続いては屋根の部分の塗装になります。実機の写真を見ると塗り分け位置が異なる車体がいろいろあるようですし、どれが正解なのかも良く分かりませんでしたので、とりあえず組立説明書の指示通りにボディから取り外せるパーツをニュートラルグレイの缶スプレーで塗装しました。
この後はパンタグラフを取り付ける支持碍子などを白く塗ってやれば屋根の塗装は終了です。以前にも書いた通り、交流機であれば屋根の上に載っている機器も多く、もう少し賑やかな感じだった思うのですが、直流機の場合は非常にシンプルなスタイルです。

ここからは少々手間を要する運転室の塗装作業に入ります。運転台や室内の壁の色はいわゆる鉄道色と呼ばれる塗料を使用すればそれらしい仕上がりになると思うのですが、このプラモデルのためだけに改めて購入するのも面倒でしたので、手持ちの塗料の中から色が近いと思われるものを適当に使用することにしました。
運転室内の壁面に使用したのはタミヤのスカイ(XF-21)になります。航空機用の塗色になるかと思いますが、特に調色などはせずにそのまま使用しました。また、組立説明書では運転台も同じ色で塗装するようになっているのですが、実機の写真を見てみると壁面よりも濃い緑色に見えましたので、ここにはフラットグリーン(XF-5)にフラットブルー(XF-8)とスカイ(XF-21)を10%ほど混ぜたものを使ってみました。
いずれもつや消しの塗料でしたので乾いたらイメージしていた色と若干異なっていましたが、完成後は窓越しにしか見えないところですので、このまま作業を続けることにしました。

続いては細部の塗装作業になります。ここまでは缶スプレーやエアブラシを使って作業を進めてきましたが、細かな箇所になるとマスキング作業の方が大変ですので、筆塗りで適当に仕上げることにしました。近くで見ると雑な仕上がりではありますが、マスコンやブレーキハンドルなどを塗ることで細密感が増してそれらしい雰囲気になったと思います。
先ほどの写真よりもこちらの方が色が濃く写っていますが、どちらかと言うとこの写真の方が実際の色に近いのではないでしょうか。視力が年々衰えていることもあり細部の塗装は模型用のヘッドルーペを使ってもなかなか大変でした。
この後は運転室の組み立てを済ませてしまいたいところではありますが、まだデカールを貼る作業が残っていますので、次回からはボディの塗装作業に入って行きたいと考えています。組立説明書にはボディの塗り分け位置に関する具体的な説明などはなく、側面図を参考にするとだけ書かれていますので、実機の写真などを見ながら自力で頑張るしかなさそうです。