ようやく中間台車と両端台車が完成しました

模型・ラジコン

今回は青島文化教材社がトレインミュージアムシリーズとして販売しているEF66の組み立て状況のご紹介になります。数年振りに作業を再開したのが今年の2月でしたので約4カ月が経過しました。

前回までの作業でボディや運転室の組み立てが終了しましたので、気候が良くなった時点で台車の塗装作業から始める予定にしていたのですが、組立説明書を改めて確認してみると、まだ組み立てが終わっていないパーツが残っていることが分かりましたので、今回はそこからスタートです。

まずはブレーキの組み立てです。ブレーキを操作する機構部分にブレーキシューの付いたパーツを嵌め込んで行くだけですので作業は簡単なのですが、取り付けるのは台車がある程度完成してからでしたので後回しにして忘れていたようです。組み立てるのは全部で6組です。

続いては砂箱の組み立てです。この砂箱は名称の通り箱の中に砂が入っていて、上り勾配や落ち葉などで駆動輪が空転して牽引力を失うのを防ぐために車輪とレールの間に砂を撒いて摩擦力を増加させる装置のことです。

砂を撒くパイプの部分が非常に細くて折れてしまいそうでしたので、このパーツの組み立ても後からと思いながらそのままになっていたようです。細いヒゲのようなパーツを折らないように慎重に作業を行いました。車輪の数と同じで12個もあるためなかなか面倒です。

こちらの写真のブレーキシリンダーの組み立てと取り付けが終わればいよいよ台車周りの塗装作業に入ります。このシリンダーも各台車に4組ありますので合計12組の組み立てが必要です。

両端台車と中間台車にブレーキシリンダーやリンク機構の取り付けが終わりました。フレーム側に設けられた窪みに接着するのですが、かなり緩い感じでしたので横方向から見て水平になっていることを確認する必要があります。

こちらの写真は各パーツの塗装を終えて、主電動機部分に車輪を取り付けた状態です。今回は全てつや消しブラックでの塗装でしたので、タミヤの缶スプレーを使用しています。

塗装が乾いたら、台車のフレームに車輪の付いた主電動機部分を取り付けます。各台車や取り付ける位置によって主電動機部分の構造や使用する軸受が微妙に異なっているため良く確認する必要があります。一応、組立説明書にその違いが図示されているのですが、使ったパーツの番号が分からなくなってしまうと判断が難しい感じです。

この写真の左上に写っているのは車輪の軸受部分を支えているスプリングになります。実際に金属製のパーツが付属していて内部に取り付けるようになっているのですが、組み立てが終わると側面にある米粒ほどの穴からスプリングの一部が見えるだけですので、やはりこのプラモデルは台車の構造を勉強するためのものと考えるが良いのかと思います。

続いての作業はブレーキの取り付けです。この写真の左側の台車は取り付けを終えた状態になりますが、この細いパーツをそれなりに力を入れて押し込んで嵌める必要がありますので、作業途中で折れてしまわないかとドキドキしながら組み立てを進めました。

いよいよ最後は砂箱の取り付けになります。先ほども書いた通り砂を撒くパイプの部分がとにかく細いため、塗装中や取り付け時に折らないように注意をしながら作業を行いました。

こちらの写真が完成した台車になります。主電動機や車輪の組み立てを開始したのは2019年3月のことになりますので、6年目を過ぎてようやくここまで到達です。

これほど長期間に渡って組み立てを楽しんでいるプラモデルはこれが始めてですが、この後は窓枠やボディの塗装など、マスキングが必要なかなり手間の掛かる作業に入って行きますので、次回のご報告がいつになるのかは分かりません。ここまで来たら途中で止める訳にも行かないと思いますので、頑張って作業を続けたいと考えています。