ボディの切り取りとプラスチックパーツの塗装

模型・ラジコン

これまでの作業でボディに穴を開ける箇所も決まりましたので、まずは最初の難関であるボディの切り取り作業に入りたいと思います。

タミヤのポリカーボネート製ボディは、金型の工夫などによって細部まで凹凸が表現されていますし、パーツの取り付けなど穴開けが必要な箇所やボディを切り取るラインも明示されています。

不要な箇所の切り取りはラインに沿って作業を進めることになりますが、透明なボディは切り取り作業の途中でラインが良く見えない時がありますので、まず初めにネームペンなどを使ってラインを書くようにしています。保護フィルムの上からですので問題はありません。

不要な箇所の切り取りにはタミヤの曲線バサミ(プラスチック用)を使います。随分前に購入したものでどこに保管したのか分からなくなっていましたが、数日に亘る捜索活動の結果、何とか無事に発見することが出来ました。

先端が曲がっているため曲線箇所も上手く切ることが出来ますし、直線部分の切断についても問題はありません。全体をナイフのみで切り取りされている方もあるようですが、かなり慎重な作業が必要で、ナイフが滑った時にはボディ表面を傷つける可能性もありますので、今回のこのボディの場合はホイールアーチ部分のみナイフを使って切り取りました。

不要な部分の切り取りが終わったら、切断面を紙やすりなどを使って整えます。この時に切り残しがあった場合は手直しを行います。

続いてはボディへの穴開け作業になります。今回のラジコンカー製作にあたってボディリーマーを新たに購入しました。ピンバイスで開けた小さな穴を必要な大きさまで広げるためのものです。

タミヤからも同様の製品が販売されていますが、それなりに高価ですし、Amazonでは在庫切れになっていましたので今回はイーグル模型の製品にしてみました。Amazonでの購入価格は1,680円です。定価は1,620円ですので近くの模型店に在庫があればそちらの方が安いと思います。

穴を開ける箇所には小さな窪みが設けてありますので、ピンバイスを使って1.5ミリの穴を開けてやります。最初に開ける穴は小さ目にした方がセンターのズレを防止出来ると思います。

穴の位置に問題が無ければ、先程ご紹介したボディリーマーを使って必要な大きさになるまで広げます。大きくなり過ぎると元に戻せないため注意が必要です。

この写真はフェンダー上のウインカーとサイドミラー用の穴になります。リーマーにも穴の大きさを示す目盛りが付いていますが、実際のパーツを取り付けてみて確認した方が良いでしょう。

塗装を終えてから穴を開けている方もあるようですが、穴開け作業時に切り屑も出ますし、塗装を痛める可能性もありますので、説明書に記載のとおり、この段階で開けた方が良いと思います。

いよいよボディの塗装作業に入ります。まずは中性洗剤を使ってボディ内側に付着した油分や汚れを落としてやります。タミヤからは専用の洗浄剤も販売されており、マスキングからはみ出してしまった塗料のふき取りにも活用することが可能です。

今回は素直に中性洗剤を使ってボディ裏面の洗浄を行いましたので、乾燥するのを待つ間にプラスチックパーツの塗装を先に済ませました。

塗装が必要になるのはフロントグリルやサイドミラー、スペアタイヤのカバーなどになります。

スペアタイヤのカバーやサイドミラーは塗分けが必要です。スペアタイヤのカバーについてはマスキングテープを使って缶スプレーで塗装しましたが、サイドミラーの方は下部の黒い部分を筆塗りで適当に塗装しました。残念ながら塗分けのラインがあまり綺麗ではありません。

フロントグリルについては、奥にあるメッシュ部分を黒く塗装するように指定されています。マスキングテープを使うのも難しいため、薄めの塗料を流し込んで済ませました。

次回はいよいよポリカーボネート製ボディの塗装作業に入ります。