ステルスボディマウントを自作してみた

模型・ラジコン

前回までの作業でシャーシの組み立てが終了しましたので、続いてはボディの製作に進むことになりますが、作業に入る前にボディマウントの仕様を決めたいと思います。

ポリカーボネート製ボディをシャーシに固定する場合、こちらの組み立て説明書に記載されているとおり、ボディに開けた穴にボディマウントを通してスナップピンで固定するのが一般的です。

これまでもこの方法で固定してきましたので特に違和感は無かったのですが、ボンネットやルーフに実際には存在しない突起物があるため見た目が悪いのも事実です。

久し振りのラジコンカーということで、ネット上の動画などを見てみたところ、近年ではステルスボディマウントと言って、ボディの内側でマグネットや面ファスナー(マジックテープ)を使って固定している方が増えているようです。

一部の模型メーカーなどから専用のパーツも販売されており、それほど高価なものでもないのですが、面ファスナーを使ったものであれば自分で作れるのではないかということで、シャーシの組み立て時に余った不要部品を活用して自作してみることにしました。

勿論、マグネット方式でも自作は可能なのですが、マグネットがすぐに割れてしまうという書き込みを見掛けることや、使用するマグネットの厚みを考慮するとボンネット側が高くなり過ぎる可能性があるため、今回は面ファスナーを使ってみることにしました。

使ったのはボディマウントをサポートするためのパーツで、一つはリヤのボディマウントに使用していますが、残りのパーツは不要部品となっていました。

まずは面ファスナーが上面に貼れるように余分な部分をプラモデル用のノコギリで切断しました。

こういう作業の時に使っているが以前に100円ショップで購入した万力モドキの製品ですが、この程度のパーツであれば十分に固定することが可能です。

切断面は両面テープが貼れるようにカッターナイフやヤスリを使って表面を整えました。見た目はあまり綺麗ではありませんが、取り付け後はボディの中に隠れてしまいますので特に気にする必要はないと思います。

ボディマウントへの固定については、フロント側は3ミリのイモネジを使用しました。またリヤ側については、2.5ミリの六角穴付きキャップスクリューをボディマウントに貫通させています。

走行中の振動等により上下に動かなければ問題はないので、強度的には十分ではないでしょうか。

ボディの固定に使用する面ファスナーはこちらになります。着脱自在両面シートという名称で販売されているもので、着脱用と固定用の2種類があります。

着脱の頻度が低い場合には固定用を使用するとのことでしたので、今回は着脱用を選択しました。Amazonでの購入価格は566円です。

幅20ミリのものが2枚でセットになっていますので、それぞれを半分の幅に切断して貼り付けました。両面テープはかなり強力ですので、ボディの脱着で剥がれることは無さそうです。

こちらの写真はボディマウントに取り付けて高さを確認しているところです。組み立て説明書の図で指定されているスナップピンの高さに合わせて固定していますが、フロント側は面ファスナーの厚みの分だけ僅かに高くなってしまいます。

取り付け位置が確定したところで余分なボディマウントを切断します。もうボディをスナップピンで固定することは出来なくなりましたので、上手く行かなかった場合は交換用のボディマウントを追加で購入して対応したいと思います。

最後の写真はポリカーボネート製のボディを仮に取り付けてみたところです。気になっていたフロント(ボンネット)側の高さについても問題は無さそうな感じです。

これでボディマウントの仕様は無事に決定しましたので、ボディ側には穴を開けずに塗装作業などに入って行きたいと思います。その状況はまた後日ご報告させて頂きます。