シャーシ(CC-02)の組み立てが終了しました

模型・ラジコン

前回はデフギヤの組み立てが終わったところまでご紹介しましたので、今回はその続きとなるアクスルハウジングの組み立てから始めます。

こちらがフロントのアクスルハウジングになります。アッパーアームとロアアーム、そしてプロペラシャフトの取り付けも終わっています。フロントにはステアリング機構があるため構造も少しだけ複雑になっています。

続いてはリヤのアクスルハウジングです。フロントと同様にアッパーアームやロアアーム、プロペラシャフトの取り付けも終えました。フロントに比べると構造がシンプルです。

フロントとリヤのアクスルハウジングをラダーフレームに取り付けるとシャーシの骨格部分の組み立て作業については終了になります。

シャーシの組み立てについてはこれが最後となるDのパーツを使用する作業に入ります。まず最初に行うのがダンパーの組み立てです。

ダンパーの組み立てはこれまでにも何度か経験してきましたが、オイルの注入時に手が汚れるのであまり好きな作業ではありません。

クローラー系のラジコンの場合、サスペンションの動きを良くするためにオイルを使用せずに組み立てる方もあるようです。その方が手を汚さずに済みますので都合が良いのですが、今回は説明書の指示に従って素直にダンパーオイルを使用しました。

組み終えたダンパーを取り付けた状態がこちらになります。シャーシの完成まで残り僅かになってきました。

続いてはラジオコントロールメカの取り付けです。受信機やESC、サーボなどを所定の位置に取り付けました。

昭和や平成初期の頃の受信機には長いアンテナ線が付いていて、アンテナパイプに通してもまだその先がパイプの先端から出るくらいでしたが、最近の2.4GHz帯を使用するプロポになってからはアンテナ線も短くなり、この写真では先端まで写っていないものの、ボディの外にまで出す必要も無くなりました。

このCC-02シャーシには受信機を入れるためのボックスも付いており、さすがに防水とまでは行かないものの、悪路走行時などに泥や砂の付着を防止することが出来るようになっています。

最後の工程はホイールの取り付けです。まずはメッキされたホイールにゴム製のタイヤを取り付けます。これまでの経験ではホイールとタイヤの間に瞬間接着剤を流し込んで固定していたと思うのですが、説明書には接着しないでくださいと書かれています。

タイヤとの隙間に接着剤を綺麗に流し込む作業はなかなか難しいもので、いつもタイヤを汚していた記憶があります。

以上でシャーシの組み立て作業は終了ということにする予定でいたのですが、ステアリングサーボの取り付け方法で気になる点が出てきました。

赤い丸印のところにあるのがステアリング用のサーボになります。前回ご報告したリード線の問題は縦置きにしたことで完全に解消しているのですが、この向きでサーボを固定するとサーボホーン(ゼイバー)の位置が横置きの時に比べて高くなってしまい、ステアリングリンケージへの影響がどうしても大きくなってしまいます。

詳しい内容は最後に記載しますが、ステアリングサーボを一旦取り外して、横置きへの変更を試みることにしました。こちらの写真はサーボを固定するためのベースのパーツを縦置きから横置きに変更した状態になります。

何とか無事に横置きで設置することが出来ました。前回の時点ではサーボから出ているリード線がフレームの一部に干渉してしまって取り付けが出来ないと書いたのですが、今回はその干渉を解消するために、サーボの取り付け部分にスペーサーを入れて対処することにしました。

スペーサーとして使用したパーツはこちらの説明書にあるC1になります。実物の写真を撮り忘れて付けてしまいましたが、このキットでは不要部品となっている厚さは2ミリ程度のパーツです。

サーボの取り付け穴とサイズも間隔も同じですので、このために用意されていたのではと思えるくらいにピッタリのパーツです。

スペーサーを追加したことで、サーボの取り付け位置が赤いラインから青いラインまで移動した形になります。この程度であればバンパーとサーボホーンが干渉することもありません。

その結果、この写真では非常に分かり辛いですが、サーボのリード線がフレーム側と干渉することもなくなり、何とか横置きでサーボを設置することが出来ました。

当初はリード線と干渉する部分のフレームを一部だけ削り取ろうかとも考えたのですが、良い対処方法が見つかって一安心です。

最後に、サーボを縦置きから横置きに変更した理由を少しだけご紹介しておきたいと思います。

縦置きで取り付けていた時の写真を撮っていなかったため分かり難いかもしれませんが、サーボを縦に設置するとサーボホーンの位置が高くなってしまい、サーボからステアリングへのリンケージロッドが青い線の位置あたりになります。

走行中にサスペンションが上下に動いた時に、リンケージロッドが水平だと舵角への影響は少なくて済みます。しかし、斜めになっているとタイヤの位置が上側に移動した時にリンケージロッドの長さが見掛け上伸びたことになり、この場合はステアリングを右側に切ったのと同じになります。

こういうリンケージ構造の場合、影響を完全にゼロにすることは出来ませんので、とりあえずこれでシャーシは完成ということにしたいと思います。

この先はボディの製作になります。塗装も必要な少々手間の掛かる作業になりますので、また進捗状況をみてご紹介させて頂きます。