任天堂スイッチでは良くある症状のようですが、スティックを動かしていないのに画面上のキャラクターが勝手に動いてしまったり、設定画面などでは思った方向にカーソルが動いてくれないといった不具合になります。
我が家のスイッチは3年程前に購入したものですが、特に左側のスティックで不具合が発生しており、世間でも使用頻度が高い左側に同様の症状が多く見られるようです。
ということで、今回は修理用のパーツを購入して自分で交換してみたいと思います。
同じようなパーツが楽天市場やAmazonなどで多く販売されており、修理方法もネット上に多くの情報がありますが、今回はオーディオファンという業者がAmazonで販売している商品を購入してみました。価格は2個セットで1,174円になります。
ネットで検索すれば分解方法などを詳しく紹介されている方がありますし、動画サイトにも同様の紹介がありますので改めてここで詳しく書く必要はないと思いますが、とりあえず調子が悪かった左側の交換作業が終わりましたので、その手順を簡単に書き残したいと思います。
まず最初にケースの蓋を開ける必要がありますので赤い丸印のところにあるネジ4本を外します。
一般的な+ネジではなくY型のネジが使用されているためそれ用のドライバーが必要です。
ネジが外れたら蓋を開けます。蓋は小さな爪で固定されていますし、内部には配線もあるため力を入れ過ぎないように注意して開きます。
蓋が開いたら電池を取り外します。両面テープのようなもので貼り付いていますので少し力を入れて引き剥がす感じです。
電池を外すと更にネジが見えます。こちらの写真の赤い丸印のネジ3本を外します。
このネジは一般的な+ネジですが、かなり小さいので精密ドライバーがあると良いでしょう。
ネジが外せたら電池ケースのような部分を手前に開く感じで外します。これでようやく基盤に辿り着きました。
基板上にある2か所のコネクタから配線を外します。このコネクタには固定用のラッチが付いていますので、方向を間違えないように開いてやると配線を引き抜くことが出来ます。
配線が外れたらスティックを固定している2本のネジを外します。後はこのスティック部分を引き抜いて新しいものに交換するだけです。
こちらの写真がスティック部分を外した状態です。上側が古いスティック、下側が交換用の新しいスティックになります。修理用として販売されている商品は互換品が多いようで、掲載されている写真を見ても金属製のカバー部分の構造が異なっているのですが、今回の購入品はこうして見ると全く同じ製品のようで違いは分かりませんでした。
組み立ての方は先程ご紹介した手順を逆に進めるだけですので割愛しますが、取り外した配線部分が確実に接続されていることを良く確認する必要があると思います。
スティックの交換が終わったら動作に問題が無いか確認します。設定画面からスティックの補正を選択するとこちらの画面が表示されます。
交換前の状態では、スティックに手を触れていなくても勝手に上下や左右に動いてしまっていたのですが、交換後は中央に+字マークが安定して表示されていますので問題は無いようです。
今回は特に調子が悪かった左側のみ交換しましたが、右側も時々変な動きをする時があるようですので、また機会をみてこちらも交換したいと思います。
最後の写真はスティックの内部構造に興味があったため分解してみたものです。可変抵抗器のような構造になっていますので、使用頻度が高いと接触不良などが発生して動きが変になるようです。
交換したスティックの寿命がどの程度かは分かりませんが、価格もそれほど高くありませんし調子が悪くなれば再度交換ということで問題無さそうです。