こちらの写真はバナナプラグと呼ばれるもので、スピーカーやアンプにスピーカーケーブルを接続する時に使用するものです。テスターなどの計測機器のリード線にも赤色や黒色のものが使用されていますが、基本的に同じものと考えて良いと思います。
オーディオ機器メーカーなどから専用品も販売されていますが、今回は大阪の日本橋近辺をウロウロして、電子パーツショップで1個206円で購入してきました。
現在使用中のスピーカーは、接続端子がワンタッチ式のプッシュターミナルですので、とりあえずアンプ側のみ取り付けようと思い4個だけ購入しています。
当初は既存のスピーカーケーブルにバナナプラグを取り付けて終わりにする予定でいたのですが、アンプやスピーカーの背面での作業は手間が掛かりますので、この機会に合わせてスピーカーケーブルも交換することにしました。
スピーカーケーブルも、1メートル200円程度のものから、数万円というビックリするような価格のものまで販売されていますが、今回の購入品は、Audio-technica製のAT6158というOFCケーブルです。希望小売価格は税抜きで500円になっていますが、地元のHARD-OFFで420円でした。
HARD-OFFといっても中古品ではなく新品です。OFCというのは、Oxygen-Free Copperの略で、高純度無酸素銅ということらしいです。
写真の上にあるのが旧のスピーカーケーブルで、下にある太い方が今回の購入品です。
芯線は、0.12ミリ×238本の撚り線で、線径が2.5ミリになっていますので、旧のケーブルに比べると相当太い感じがします。
オーディオ専門店などに行くともっと太いケーブルも販売されていますが、アンプやスピーカーへの接続が大変ですし、取り回しにも苦労しますので、このくらいが限界ではないかと思います。
ケーブルによるロスを少なくするためには、できるだけ短い方が良いかと思いますので、今回は片側を1.5メートルと考え、3メートル分購入してきました。
ということで、スピーカーケーブルに420円×3メートルで1,260円の投資になりましたが、その効果は体感できるのでしょうか。
こちらの写真は、スピーカーケーブルにバナナプラグを接続した状態になります。
カバーの部分はアルミの削り出しで、プラグの部分は金メッキになっています。もしかすると金色に見えているだけかもしれませんが。
一番上のプラグだけカバーを付ける前の状態にしていますが、ケーブルの接続はネジ止めになっており、マイナスドライバーがあれば簡単に接続することができます。
オーディオマニアの方であれば、ここの接触抵抗も気にするのかもしれませんが、そんなものを判断できる耳は持っていませんので適当に作業を済ませました。
さて、スピーカーケーブルの交換による効果はということですが、交換前に比べ中低域の量感が増し、力強さが感じられるようになりました。なんてそれらしい感想を書いてみたいところではありますが、残念ながら聴き分けられる耳ではありませんでしたので、効果については気持ちとして感じとっておきたいと思います。
決して効果がなかったということではありませんので、くれぐれもお間違えのないように。