ミライにモービル機であるIC-2730Bを取り付けたのは数カ月前の6月のことになります。車に乗る機会がそれほど多くはありませんので、このモービル機の使用頻度も高くはないのですが、使ってみて気になるのが無線機本体のスピーカーから聞こえてくる音声の聞き辛さです。

いきなりこの写真を見てもどこだか分からないかもしれませんが、助手席のシートの下に取り付けてある無線機本体になります。
この無線機のスピーカーは本体上面の赤い丸印のところにありますので、受信時は座面に反射した音声をシートと床面の隙間から聞いているイメージかと思います。
このミライはモーター駆動ですのでエンジン音がうるさい訳ではありませんが、どうしても走行中はロードノイズなどがあって音声が聞き辛くなりますので、音声出力を最大にして使っていることも少なくない状況となっていました。

モービル機を座面下などに設置する場合は外部スピーカーを使用するのが一般的で、運転席の近くに取り付けられている方が多いと思うのですが、モービル機を取り付けた時点では外部スピーカーを所有していませんでしたし、無線機本体のスピーカーで十分だろうという思いもあってそのままにしていました。
外部スピーカーを取り付ける場合、聞き取りやすさを最優先に考えればハンドルの下あたりが良いと思うのですが、この写真の下の赤い丸印の周辺を確認してみても適当な取り付け場所は見当たりませんし、上の赤い丸印のところを見るとSRS AIRBAGの文字が刻まれていますので、万一の動作時のことを考えるとこの周辺への取り付けは避けた方が良さそうな感じです。

こちらの写真は運転席のシートの下になります。座面の下であれば助手席側と同じような環境ではあるのですが、助手席に比べれば距離も近いですし、外部スピーカーを上向きではなく前方に向けて設置すれば聞き辛さも軽減するのではないかと思われます。
一応、言い訳のようなことは書いてみましたが、取り付けられそうな場所をいろいろ探してみてもここしか見当たらなかったというのが正直なところですので、とりあえずここに決めてその効果を確認してみることにしました。

今回購入した外部スピーカーは無線機と同じアイコムの製品で品番はSP-35になります。無線機用外部スピーカーは各社から販売されていて、アンテナメーカーや無線機器販売店のCQオームさんオリジナル商品もあったのですが、サイズはどれも同じような感じでしたので重量が最も重かったアイコムの製品を選択しました。スピーカーは重い方が良い音がするという昭和の時代の感覚ではありますが、やはり純正品が良いという考えもあったと思います。

このスピーカーのサイズは幅122ミリ、高さ73ミリ、奥行き46.5ミリです。定格入力は5ワットでインピーダンスは4オームです。このサイズで重量が320グラムあり、ダイヤモンドのP610が190グラム、CQオームオリジナルのOHM-980SPXが278グラムのため、手で持った時に見た目以上に重く感じます。尚、CQオームのオリジナル製品はコメットのCB-980の改良品のようです。
ケーブルの長さは2メートルあり、短すぎず長すぎずという感じで、助手席の下にある無線機本体から運転席の下まで配線するのには十分だと思います。

こちらの写真が運転席のシートの下に外部スピーカーを設置した状況になります。当初はシートの前方、足元付近に取り付ける予定だったのですが、実際に置いてみるとパワーシートの駆動部などに干渉することが分かりましたので、助手席側の無線機本体と同様に温風吹き出し口の前方あたりに取り付けることになりました。こちらも面ファスナーでフロアカーペットに固定しています。
スピーカーの向きはブラケット部分で調整が可能なのですが、この位置だと前方に向けるしかありませんので、ブラケットは使わずにスピーカー本体を床面に直接固定してみました。

こちらがシートの前方から撮影した写真になります。かなり奥の方に取り付けることになってしまいましたので、これで外部スピーカーの取り付けによる改善効果が得られるのか少々心配ではありましたが、受信音を聞き比べてみると、この外部スピーカーからの音声は無線機本体のスピーカーよりも随分聞き取りやすく、最大にしていた音声出力も半分程度で聞こえるようになりました。
今回購入した外部スピーカーのメーカー希望小売価格は3,850円とそれなりに高価な製品ではあるのですが、Amazonなどで販売されている安価なスピーカーも1,500円~2,000円といった価格帯でしたし、今回は楽天市場のポイントやクーポンを利用して2,174円で購入することが出来たこともあり、金額に見合った効果は十分に得られたと思います。純正品というだけで良い音に聞こえてしまうという効果も含まれているのかもしれませんが、聞き取りやすくなったことで安全運転にもつながるのではないでしょうか。


