ゴールデンウィーク頃から新しい無線機を迎え入れるための準備をいろいろと進めてきたところですが、ようやく欲しいと思っていたアイコムのIC-9700を手に入れることが出来ました。モービル機の購入時は送信出力20ワットを選択しましたが、今回は50ワット機にしました。
これまでに何度かオークションにも入札を試みたのですが、想定していた価格を超えてしまい残念ながら落札に至ることはありませんでした。その後もメルカリなどに出品されている商品はあったものの、新品が購入出来るような価格設定でしたし、価格差が1~2万円程度であれば中古品よりも新品の方が良いと思い、今回はYahoo!ショッピングに出店の山本無線さんで購入しました。
通常は169,900円という販売価格なのですが、LYPプレミアム会員限定で164,800円に値下げされていた期間があり、かつ日曜日限定でPayPayポイントが5,796ポイント受け取れるとの表示がありましたので、いずれ購入するのだからと注文してしまいました。先月下旬のことになります。

尚、PayPayポイントの方は利用先や使用期間が限定されているため実際に使用する機会があるかは分かりませんが、とりあえず購入価格が安かったので問題は無いでしょう。
今回購入したのは144MHz/430MHz/1,200MHz帯用の無線機になりますが、アイコムには同じデザインを採用したHF/50MHz帯用のIC-7300があり、こちらは昨年末に進化版のIC-7300MK2が発売されていますので、発売から7年が経過しているこのIC-9700もMK2といった改良版の登場がそう遠くないのかもしれません。
しかしながら、近年では新しいモデルの登場に合わせて価格がどんどん上昇していますし、新機種を待っているといつまでも購入出来ませんので、価格が落ち着いている現行機種を購入出来る間に買っておこうという判断です。

既にいろいろなところで紹介されている機種になりますので、改めて書くようなことも特に無いのですが、もし改良版が登場するのならぜひ採用して欲しい機能が同一バンドでの同時受信ではないでしょうか。現行機種では144MHzと430MHzのように、異なるバンドでの同時受信は可能なのですが、144MHzと144MHzや430MHzと430MHzなど、同じバンド(周波数帯)内での同時受信には残念ながら対応していません。
これまで使用してきたハンディトランシーバーやモービル機でも早くから対応している機能になりますので、回路構成的な難しいことは良く分からないものの、何とかならなかったのかなと思ってしまいます。
もう一点は、広帯域受信といってアマチュア無線で使用する周波数帯以外の周波数を受信することが出来る機能になります。こちらもハンディトランシーバーやモービル機では対応している機能になるのですが、このIC-9700ではアマチュア無線以外の周波数を受信することが出来ません。

ネット上の評価を見てもこの点を残念なポイントとして挙げておられる方が多いようですが、実際に受信出来るのはエアバンド(航空無線)くらいしかありませんし、『たぬきおやじ』は聞く機会も少なく、あまり必要性を感じていませんでしたので無くても良い機能かなと思っています。
これまで使用していたモービル機に比べると背面の端子類もかなり多くなるのですが、それぞれの周波数帯毎に3個のアンテナコネクターが設けられていて、モービル機のように同軸ケーブル1本でアンテナを接続することが出来なくなりました。
この写真の左端にあるのが144MHz用で、冷却ファンの右側が433MHz用、そして右端にあるのが1,200MHz用となっています。また、144MHz用はモービル機と同じM型コネクタになっているのですが、それ以外は形状の異なるN型コネクタが採用されています。

アンテナについてはこれまで使っていた144MHz/430MHz用のグランドプレーンアンテナをそのまま使用するのですが、同軸ケーブルは1本しかありませんので、3つの周波数帯に分離するためのトリプレクサーを使います。ダイヤモンド(第一電波工業)やコメットから同様の製品が販売されていましたので、今回は少し安価なコメットのCFX-431Aを購入しました。Amazonで9,510円でした。ちなみにダイヤモンドのMX-3000Nの方は11,207円になります。
尚、N型コネクタは周波数特性が良いため高い周波数帯に使用されることが多く、このトリプレクサーも430MHzと1,200MHz用の端子に加え、アンテナ側の同軸ケーブルを接続する端子にもN型が使用されていますので、同軸ケーブルに取り付けられているM型コネクタをN型に交換してやらないと接続することが出来ません。
ということで、今回はN型コネクタも購入しました。写真の右上にあるのがN型コネクタになりますが、将来的に1,200MHzに対応したアンテナに取り替えるとアンテナ側も交換が必要になるため2個購入しています。Yahoo!ショッピングで1個1,240円、2個で送料込み2,730円でした。写真の右下にあるSMA型とM型の変換コネクタは今回の内容とは直接関係が無いのですが、ミライに取り付けているアンテナとモービル機を接続するために合わせて購入したものになります。

ここではN型コネクタの取り付けについて簡単にご紹介しておきたいと思います。同軸ケーブルにコネクタをハンダ付けするのは40年以上振りのことになりますし、N型コネクタは今回が初めての経験ということで、取り付けにかなりの時間を要してしまいました。また、終了後に無線機に接続してみたら全く受信することが出来ず、結局、4度目の作業でようやく使えるようになりました。
今回購入したN型コネクタの場合、網線部分を接続するためのパーツが多くあり、説明書に書かれた手順や寸法を確認しながら作業を進めたのですが、慣れないこともあって芯線部分のハンダ付け作業がかなりの難所で、火傷しそうになりながら何度もやり直すことになりました。

こちらが取り付けを終えたN型コネクタになります。ケーブル側に事前に通しておくパーツも多いですし、順番や向きにも注意が必要になりますので、これと同じ作業をアンテナ側で行うとなると屋根の上になるため、しばらくはやりたくないという気持ちになってしまいました。

トリプレクサーに接続してみた状況がこちらの写真になります。今回は無線機側に接続して1本の同軸ケーブルを3つの周波数に分けるために使いますが、逆の使い方も出来るようになっていますので、周波数の異なる3本のアンテナを1本の同軸ケーブルに接続したい場合にも利用可能です。

これでアンテナ側の準備が整いましたので、これまで使用してきたモービル機を撤去して、ここに今回購入した新しい無線機を設置して行きたいと思います。
尚、先月購入した直流安定化電源については、以前ご紹介した時点ではプリンターの左側に置いていたのですが、良く見ると左右の側面に吸気口があり、隣の家具とプリンターとの間に置くとその吸気口が両方塞がれてしまいますので、現在は位置を右側に変更しています。

こちらの写真が新しい無線機を設置してみた状況です。変更前のモービル機の時もオシロスコープをパソコン用のモニター台の上に置いてその下に無線機を設置していたのですが、新しい無線機は高さが倍ほどあって入りませんでしたので、Amazonでスチール製のモニター台を新たに購入して交換しています。価格は2,480円でした。

これまで使用していたモニター台は木製でしたので、モービル機も天板に穴を開けて吊り下げていましたし、マイクロホン用のフックもモニター台の脚の部分にねじ込んであったのですが、今回はスチール製で加工も難しいため、マイクロホン用のフックはマグネット式のものを使用することにしました。磁石の強度も特に問題は無いようです。価格はAmazonで400円でした。
当初はもう少し資金を確保してから新しい無線機を購入するつもりでいたのですが、欲しいと思うとなかなか我慢出来ない性格ということもあり、割引価格と残り僅かという在庫表示を理由(言い訳)に慌てて買ってしまったという感じです。その結果、財布の中身はかなり寂しい状況になってしまいました。
当面は何も買えない状況が続きそうですので、この後は撤去したモービル機をミライに取り付ける作業を楽しむことにしたいと思います。これ以上の出費は難しいため何とか今ある資材だけで対応出来ることを祈りたいと思います。


