アマチュア無線用の無線機に接続するためのLANケーブルを敷設し終えたのは数日前のことになりますが、いろいろと調査や検討を重ねた結果、USBケーブルについても敷設することが出来そうだということが分かりましたので、引き続き作業を進めることになりました。

こちらは前回ご紹介したLANケーブルの敷設作業後の写真になります。同軸ケーブルを引き込んだ天井裏のすぐ近くにルーターなどを入れている情報分電盤があり、そこから壁の中を通してここに引き出すだけでしたので作業は簡単だったのですが、パソコンと無線機を接続するUSBケーブルとなると天井裏や壁の中を通すことがかなり難しいため、何か良い方法が無いか引き続き考えてみることにしていました。

こちらはUSBケーブル敷設ルートのイメージ図になります。『たぬきおやじ』が趣味の部屋として使っている洋室は6年ほど前にリフォームするまでは広さ8帖の和室でした。洋室としてはそれだけの広さは必要無いことから、6帖に変更して残りのスペースはトイレや収納にしました。
この洋室とトイレとの間の壁はリフォーム時に新たに設けたものですので、これまでの作業で同軸ケーブルやLANケーブルを天井裏から通すことが出来たのは、壁の中に支障となるものが無かったからになります。しかし、この洋室の隣にある和室側の壁は天井付近にある欄間や鴨居などを残したままリフォームを行っており、洋室側から見るとクロスが貼られた壁なのですが、和室側からは従来通り木彫りの欄間が見える構造となっています。
リフォーム中に撮影してあった写真などを確認して検討してみたものの、どう頑張っても天井裏側に新たなケーブルを通すことは難しい状況だったのですが、壁の中の状況などを確認している時に天井裏がダメなら床下を通すことは出来ないだろうかというアイデアが浮かびました。

残念ながらこの部屋の床下に入り込むことは難しい状況なのですが、部屋の中央付近には基礎部分の通気口があり、壁の中を通して床下までUSBケーブルを引き出してやれば、この通気口を使って屋外側から何とかなりそうな感じです。
具体的な作業手順は後ほどご紹介しますが、まずはコンセントなどを再び取り外して壁の中の床面を確認してみました。内部の状況が良く見えるように今回はコンセントボックスも外して壁の外に取り出しています。

このコンセントボックスの開口部から電動ドリルなどを入れて床面に穴を開けることは困難なのですが、開口部から床面に木工用のドリルの刃を入れることは可能で、フレキシブルビット付ドライバーを使えば穴を開けることが出来そうな感じです。
このフレキシブルビット付ドライバーと写真中央の10ミリの木工用ドリルの刃は以前から持っていたものですが、10ミリの穴ではUSBケーブルの端子部分を通すことが出来ませんでした。
端子部分や途中にあるフェライトコアのサイズを測定したところ、16ミリあれば大丈夫そうだったのですが、途中で引っ掛かって通せなくなるのも困るため18ミリのサイズを購入しました。価格はAmazonで1,151円です。

床下の構造はリフォーム時の写真を見て何度も確認したのですが、良く分からない部分も多い状況でしたので、とりあえず10ミリの穴を開けて床下を確認してみました。
残念なことに最初に開けた穴の真下には大引きがあってケーブルを通すことが出来ない状況でしたので、位置を石膏ボードに近い方側に変更して少し斜めに開けてみました。こちらも開けた穴からファイバースコープカメラを中に入れて状況を確認してみたところ、途中に支障となるようなものは無く、コンクリートのベタ基礎が映っていますので問題なさそうです。
続いて穴のサイズを18ミリに広げるために木工用ドリルで穴開け作業を続けたところ、太いドリルにはそれなりのトルクが必要なようで、作業途中でフレキシブルビットが壊れて空回りするようになってしまいました。どうやら内部で折損してしまったようです。

こちらの写真はホームセンターで購入してきた新しいフレキシブルビットとエアコン配管用パテになります。このフレキシブルビットもAmazonで購入すれば2,000円以下だったのですが、配送日が翌々日となっており、壁の開口部から床下にドリルの刃が刺さったままの状態で数日も放置することは出来ないため、急遽ホームセンターで調達することになりました。
販売価格は3,278円とかなり高額でしたので購入を躊躇ってしまいましたが、急いでいる時は仕方がありませんので購入を決断しました。まあ、決断が必要になるほどの価格では無いのかもしれませんが、ちょっと価格差が大きい感じです。
尚、エアコン配管用のパテについては107円だったのですが、こちらはUSBケーブルを通した後に穴の隙間を埋めるために使用する予定です。

新たに購入したフレキシブルビットは強めのトルクにも十分に耐えられる感じで、無事に穴を開けることが出来ました。
こちらの写真はファイバースコープカメラを使用して状況を確認しているところですが、穴の位置やサイズも問題無さそうですし、作業中に壁を破損させるようなこともありませんでした。

壁の開口部にスマートフォンを近付けて撮影してみたところ、何とか穴の写真を撮ることが出来ました。作業中はドリルの刃に隠れて穴の状況までは分からないのですが、綺麗に開いているようですので安心しました。

これで無線機側の準備は整いましたので、続いてはパソコン側の穴あけ作業に入ります。こちらはオーディオラックの裏側にあるコンセントになりますが、LAN端子とテレビアンテナの端子の間にブランクチップがありますので、ここを活用してUSBケーブルを通す予定です。

まずはLAN端子やテレビアンテナの端子を外した後、無線機側と同じように壁の中の床面の状況をファイバースコープカメラを使って確認してみました。
床下からコンセント用の電源ケーブルやテレビアンテナ用の同軸ケーブルが引き込まれている穴があり、その近くに新たな穴を開けることは出来そうな感じではあるのですが、ここに使われているボックスは3連で、配線数も多いことから取り外すことが難しく作業スペースがありません。
ということで、この問題を解決しなければ作業を先に進めることが出来なくなりましたので、この続きは無事にUSBケーブルの敷設を終えました(後編)としてご紹介することにします。

