庭に作っていた池が先月の中頃に完成して以降、ゴールデンウィーク中に芝生エリアの拡張作業を行っただけで、築山作りなどの作業は中断したままになっています。
築山作りの作業再開はツツジやサツキの花が咲き終える頃を予定しており、もうしばらく先のことになるのですが、妻や娘から綺麗な花の咲く庭木が欲しいという要望があり、相談の結果、管理の手間が掛からず綺麗な花も楽しめるハナミズキ(花水木)を植えてみることにしました。

こちらの写真は池作りが終わった時点での状況になります。まだ築山と呼ぶには程遠い状態のまま作業を中断しており、途中で移植したサツキだけが富士山のような形の山の上に乗っている感じでしたので、このサツキの手前に土を追加した上でハナミズキを植えたいと思います。

庭全体を眺めて植えられそうな場所が無いか検討してみたのですが、他の樹木との位置関係も考慮するとここ以外には適当な場所が見当たりませんでした。作業を中断した時点のままだとサツキの手前側に十分なスペースが無かったため、サツキを30センチほど後方にセットバックさせて植える場所を広げてやりました。
その後、畑の土を一輪車を使って3~4回ほど運び込み、予定している築山の高さ程度になったところで赤い丸印の場所に花壇用の腐葉土や赤玉土、肥料として油かすなどを入れて良く耕します。

植える場所の確保と地面の準備が整ったところで、日頃から野菜の苗や種などを購入している園芸センターに妻と二人でハナミズキの苗木を探しに向かいました。
当初は畑の片隅に植えてあったモクレン(木蓮)を移植しようかと考えていたのですが、濃い赤紫の花が好みではないとのことで、白い花のハクモクレン(白木蓮)や以前に移植に失敗して枯れてしまったハナモモ(花桃:三色桃)なども候補に上がったものの、ネット上で見つけたハナミズキの花の写真を見て庭にあると綺麗だろうということでハナミズキに決定しました。
二人ともハナミズキについて詳しかった訳でもなく、園芸センターに並べられていた苗木の中から花の色が好みのものを選んできました。購入価格は1,320円です。

花が咲く時期は4月中旬から5月初めとのことで、既に散ってしまっていましたので、育苗ポットに挿してあったこの札の写真を見て花の色を決めました。
何の予備知識も無いまま出掛けましたので、花の色だけを見てこのアップルブロッサムを選んだのですが、調べてみると色だけでなく品種が異なるそうで、アップルブロッサムは他のハナミズキよりも直立性がある品種のため樹形が整いやすく街路樹などにも使われるそうです。耐寒性や耐病性にも優れているとのことですのでアップルブロッサムを選んだのは正解だったようです。
これも後から知った知識になりますが、先ほどから花と書いている部分は本来の花弁ではないとのことで、総苞片(そうほうへん)と呼ばれる花の付根の葉になるそうです。そのため花よりも観賞することが出来る期間が長くなっています。

こちらの写真が作業後の状況になります。植えたハナミズキが後ろにあるサツキと重なってしまい見辛い写真で申し訳ありません。
ネット上にあった情報を参考にすると植え付けに適した時期は2~3月頃とのことですが、寒冷地の場合は少し遅い4~5月と書かれていて極端に遅すぎたということは無さそうです。また、日当たりの良い場所を好むとも書かれていて、ここはお隣さんの家があって午前中は日陰になるため心配な面はありますが、今回植えたハナミズキのすぐ隣には同じミズキ科ミズキ属のサンシュユがあって毎年元気に花を咲かせていますので、大丈夫では無いかと思っています。
無事に根付いてしまえば管理の手間も掛からない品種だそうですので、これからしばらくは水やりを欠かさないようにして、来年の春には綺麗な花が見られることを祈りたいと思います。