こちらの写真はもう15年以上前に購入したミニコンポのスピーカーになります。セット品ではありますが単品としても販売されていた製品です。メーカーはONKYO、品番はD-032AXになります。
低域用に12cmコーン型ウーファー、高域用には2.5cmソフトドームトゥイーターが採用されており、当時の価格は税別で17,000円だったようです。

その頃はそれなりに良い音が出ていたと記憶しているのですが、CDが読み込めなくなったり、今では懐かしいMDの書き込みに失敗するなど、ミニコンポ側の不具合が続発したこともあって本体は既に廃棄済みとなっています。
このスピーカーだけは捨てられずに今日まで保管していたものですが、パソコン用にでも使用できないかと思い、埃にまみれた物置から取り出してきました。もう15年以上も経過しているというのに掃除をしてみると外観もそれなりに綺麗な感じです。
ここからがまた無駄遣いの話になってしまいますが、このスピーカーを駆動するためのプリメインアンプが欲しくなり、ネットでいろいろと調べてみたところ、以前は10万円前後だった単品のコンポも今では2万円前後で入門機クラスを購入することが可能です。
とりあえずこの価格帯から候補として挙がったのは、パイオニアのA10とONKYOのA-9050、そしてDENONのPMA-390REの3機種です。価格はA10が約18,000円、A-9050は約25,000円と少し高めで、PMA-390REは約21,000円でした。
音質については個人の好みもありますのでネット上の評価だけでは判断も難しいですし、どれだけ使用するかも良く分からない状況ですので、ここは最も安価なA10に決めてAmazonで購入することにしました。ところがあれこれ悩んでいるうちに在庫がなくなっており、画面上には1~3ヶ月以内に発送と書かれています。実際にはそこまで待つ必要はないとは思いますが、在庫がないのならとAmazonでの購入は見送ることにしました。

では写真に映っているアンプは何なんだということですが、昨日、地元のHARD-OFFに行った時にA-9050の中古品を発見し、思わず購入してしまいました。
安く済ませるためにジャンク品のアンプを購入する目的で見に行ったのですが、かなり年代物の製品ばかりが並んでおり、動作しそうなものは価格も8,000円前後とそれなりに高額です。
やっぱりA10の入荷を待ってAmazonで購入しようと諦め掛けたその時です、まあそんな大層な話ではないのですが、比較的新しい製品が並んだ棚の中にこのA-9050を発見しました。
傷や汚れもなく綺麗ですし、付属品もすべて揃っています。価格は20,000円でした。中古品としてこの価格が高いのか安いのかは分かりませんが、とりあえず候補に挙げていた製品の中では最も高価なものを手に入れることができました。
スピーカーと同じメーカーのONKYOですし、少し高いだけあってフロントパネルやボリュームのつまみにもアルミ素材が使われています。このクラスの他の製品の場合は樹脂製のパネルになってしまいます。また、このA-9050だけデジタル入力に対応するDACを搭載しており、通常のライン入力(アナログ)に加えて、同軸2系統、光1系統のデジタル接続が可能になっています。
今年の2月にエントリークラスのA-9010とい製品も発売されていますが、まだ発売されて間もない製品ということで、ネット上での価格はA-9050よりも逆に高くなっています。
機能的にも性能的にもA-9050の方が優れているのではないかと思いますので、今が買い時ということかもしれません。
ONKYOの音は素直過ぎるとか、DENONの方が躍動感のある音がするとか、音質に関する評価はいろいろとあるようですが、現在のところそれを聴き分けられる耳を持っておりませんので、音質は勿論のことデザインなどの見た目も含めて十分に満足できる製品ではないかと思っています。
アンプは買ったものの、接続できるCDプレーヤーなどがありませんので、とりあえず安物のミニコンポをつないでCDを聴いてみましたが、それなりに良い音を出している感じです。
つないだミニコンポも怪しいですが、聴いている耳の方はもっと怪しいため音質に関するこれ以上の評価は控えたいと思います。
尚、パソコンとの接続結果については、また後日改めてご報告するということで、とりあえず今日はここまでとさせて頂きます。