玄関前にある敷石の手直し作業

庭造り

庭木の剪定や刈り込み作業を進めている中で気になる箇所がありましたので、この機会に手直しを行うことにしました。それは玄関前に並べてある敷石になります。

この写真は2012年1月に撮影したものですが、玄関を出た先に飛び石のような形で並べてある敷石で、記憶が定かではないもののこの作業を行ったのはその数年前、2010年頃だったと思います。

以降、10年以上もの間そのまま使ってきましたが、赤い丸印のところには30センチ四方の石が2個と60センチ×30センチの石が組み合わせて使用してありましたので、今年の春頃にここの敷石だけ手直し作業を行っています。

先ほどの写真とは向きが逆になりますが、この手前側の赤い丸印の箇所になります。同じサイズの敷石が並んでいた方が見た目にも良いのではないかと思い、別の場所で使っていた石をここに移動させたものです。ここにあった小さいサイズの石はまた別の場所に使ったのですが、実際のところはそこに小さい方の石が欲しかったというのが本音になります。

今回の作業で手直しを行うのはこの写真の奥側の赤い丸印の箇所です。気になったというレベルのものではないかもしれませんが、手前側にある敷石の間隔と奥側では違いが大き過ぎる点です。

玄関までのアプローチとして見た場合、やはり同じような間隔で敷石が並んでいた方が見た目にも良いと思い、ここに追加する石を庭の中から捻出してきました。写真の左側に仮置き中です。

玄関部分に使用されている切り石と写真の手前に写っている長い切り石が平行であれば作業も簡単なのですが、左右で奥行きが異なっているため敷石も角度を付けながら並べる必要があります。

ここに石を並べてから相当の年数が経過していますので、踏み固められた土を鶴嘴(つるはし)を使って掘り返しながら既設の敷石を取り出しました。

残念ながらプロの庭師のような美的センスはありませんので、少しずつ角度を付けながら緩やかな曲線になるように並べてみました。日本の庭の場合はあえて綺麗に並べないという美学もあるようですが、難しいことは良く分かりませんのでシンプルなのが一番です。

並べた敷石の下は砂利を含んだ土のため、本当は砂などを石の下に敷くと良いのでしょうが、思い付きのような形で作業を始めたため適当な材料もありませんので、土の中の大きめの石などを取り除きながら石の高さを揃えました。グラつかないように並べるのは手間の掛かる作業です。

最後に敷石の間隔を微調整した後、周囲の敷砂利を元に戻せば作業は終了です。作業前に比べれば敷石の間隔が同じような感じに変わり、砂利の部分が減ったことで歩きやすくなったと思います。

資金に余裕さえあればプロの庭師の方に綺麗な庭に仕上げて頂くことが出来るのでしょうが、こうして自分で少しずつ手を加えて行くのも楽しいものですので、元気に身体が動く間はこの庭仕事を続けて行きたいと思っています。