先日、庭の手直し作業をしていた時に気になった箇所がありましたので、昨日の午後、雨が止むのを待って作業を行いました。
今回の作業箇所はこの写真の赤い丸印で囲ったところにある石の並べ直しになります。ここは昨年のゴールデンウィークに手直し作業を行ったところですが、段差の無い通路に変更することを優先して作業を進めてしまったため、青い矢印で示した箇所の通路幅が狭く、特に矢印の右側にある石が邪魔になることが度々ありました。
またそれぞれの石はそれなりの大きさがあって非常に重く、少し動かすだけでも大変な作業だったため、あまり石の形や向きなどを考えずに隙間が出来ない程度にそのまま横に並べただけで終わっていました。
こちらは別の角度から撮影したものになります。信楽焼のたぬき周辺に並んでいる石は向きや大きさ、形などもある程度は意識して並べてありますので、今回はそこから左側にある石を一旦すべて撤去した後、並べる順番や向きなどを見直しながら作業を進めました。
今回の作業で最も大変なのがこちらの赤い丸印の石になります。この辺りに並べてある石の中でも一番大きなもので、これを動かすとなると相当の労力が必要になるのですが、この石をどこに置くかによって他の石の配置にも影響してきますので、まずはここから作業を始めました。
並んでいる石の周辺に敷いてあった砂利を一旦移動させた後、石の足元にある土をスコップやシャベル、鶴嘴(つるはし)などを使って掘り起こして行きます。ちなみにこのスコップとシャベルの違いはJIS規格で定められているそうです。
規格上では上部が丸くて足を掛けることが出来ないものをスコップ、上部が平らで足が掛けられるものをシャベルと定めており、大きさの規定はなく形状のみで分類されるようです。しかしながら関東ではサイズが大きいものをスコップ、小さいものをシャベルと呼ぶことが多く、逆に関西では大きいものがシャベル、小さいものをスコップと呼ぶようです。我が家を含め『たぬきおやじ』の周辺地域では大きいものをスコップ、小さいものをシャベルと呼んでいますので、関西エリアではありますが、スコップとシャベルの呼び方は関東風になるようです。
作業内容とは直接関係のないスコップとシャベルの話がメインになってしまいましたが写真の方はいきなり作業後の状況となります。雨が止んでいる間を狙って無我夢中で作業を進めたため途中の写真は全く撮っていませんでした。
動かすのが大変だった大きな石も向きを変更して少し左側に移動させました。これに伴い石の並び順にも変更を加えており、通路の邪魔をしていた石は別の場所に移動させています。また赤い丸印のところにあるサツキも石の並べ直し作業中は別の場所に仮置きをしていましたが、向きを見直して同じような場所に植え直しました。
こちらは少し角度を変えて撮影したものです。作業前は左側の大きな石とサツキとの間に隙間がほとんど無かったため何となく窮屈な感じでしたが、石や植木の配置を見直したことで余裕が出来て剪定作業もこれで楽になると思います。
また石を並べる順番や向きを見直したことで、作業前のような適当に並べただけという印象は少し和らいだのではないでしょうか。これは自己満足の世界でしかありませんので、興味の無い方から見れば無駄な作業としか感じられないのかと思います。
今回の作業の主な目的は通路の幅を広くすることでしたが、とりあえず通路側に張り出して邪魔になっていた石は移動させましたので作業前に比べれば随分通りやすくなった感じです。この写真の撮影角度が悪くて大きな違いが無いようにも見えますが、苦労した甲斐はあったと思っています。
今日は朝から大雨警報も出されており庭仕事は出来ませんでしたが、この雨で掘り返した土も落ち着くと思いますので、明日以降にまた砂利を元に戻す作業を行う予定にしています。