パソコンケースの交換により気分一新(自作9台目)

自作PC

突然の起動不能に伴いマザーボードとCPUの交換により9台目として生まれ変わった自作パソコンのケースを新しいものに交換しました。

これまで使用していたケースは7台目を組み立てた直後に交換用として購入したもので、ZALMANのZ9 Neoという製品です。こちらの写真はマザーボード等を取り外した後の状態になります。

まだそれなりに新しいと思っていたのですが、2016年2月の購入ということで既に6年以上が経過していました。購入価格は9,181円でしたので安物でもなく高級品でもないという感じです。
ケースは古くなっても特に劣化により性能が低下するものでもなく、消耗品的なファンについては途中で交換していますので、今のところ特に不具合などもありませんでした。

では、なぜ交換したのかということになりますが、パソコンの中身が新しくなったのに見た目には代わり映えしないため、この機会にケースも交換して気分一新というところかと思います。

今回購入した新しいケースはCooler MasterのSilencio S600という製品です。Silencioはスペイン語で読み方はシレンシオだそうです。

このケースには、正面から見て左側のパネルが強化ガラスのモデルと、右側と同様にスチール製のソリッドパネルのモデルがあり、どちらを選ぶか悩んだのですが、これまでのケースもパネル中央の窓から内部が見える構造でしたので、今回も強化ガラスのモデルにしてみました。

ガラス製ということで取り扱いには注意が必要ですが、これまでの樹脂製の窓に比べると高級感もあるのではないかと思います。

これまでのケースに比べると、正面のパネルや側面にも凹凸が殆どないスッキリとしたデザインになっており、そこがこのケースを選んだ理由の一つでもあります。

今回の購入価格はAmazonで11,992円でした。2019年に販売が始まった製品ですので最新モデルではありませんが、最近のケースは5.25インチベイが無いものが多くBDドライブを取り付けようと思うと選択肢が非常に少ない状況になっています。

最近はソフトのインストールもネット上からダウンロードすることが多くなりましたし、パソコンでDVDなどの映像ソフトを再生する機会も少ないため、需要が減ったということだと思います。

このケースは静音仕様ということで、正面のパネルの裏側には遮音材が貼られていますし、こちらの写真のように右側面のパネル内側にも遮音材が貼ってあります。

とにかく静かなパソコンにしたいということであれば、強化ガラスではなくソリッドパネルを選択した方が良いのでしょうが、内部が見える方がCPUファンやケースファンなどの動作状況も確認しやすいですし、強化ガラスを選ぶメリットもあると思います。

こちらは内部の配線と付属品になります。左側の箱の中には天面に取り付けるカバーなどが入っています。またビニール袋の中身はネジ類やHDDを取り付けるためのパーツになります。

こちらの写真はマザーボードや電源、ドライブ類の取り付けを終えた状態になります。ご覧のように天面にもファンやラジエターが設置出来る構造になっています。
このケースには前面と背面にそれぞれファンが標準で設置されていますので、とりあえずこの状態で使ってみて、温度上昇が気になるようであればファンの追加も検討したいと思います。

こちらの写真の左側がファンなどを取り付けない場合の天板のカバーで、右側はファンを取り付けた場合などに使用するメッシュ状のシートになっています。
どちらも裏側にマグネットシートが貼られており簡単に取り付けることが出来ます。今回は左側のカバーを取り付けました。

こちらはマザーボードの裏側になります。裏配線に対応したスペースになっており、電源やフロントパネルからの配線もご覧のように綺麗にまとめて配線することが可能です。

ただし、ネット上の評価にもありましたが、HDD周辺やマザーボードへの配線が集中する中央部分のスペースが若干不足しており、これ以上配線が増えるとサイドパネルの取り付けに支障が出そうな感じです。

大きなグラフィックボードやCPUクーラーは使っていませんし、前面側にはファンが1個あるだけですので、全体的に空きスペースが目立つ感じです。
こうして見るとケース内部の空気の流れは良さそうですし、とりあえず天面のファンは追加しなくても大丈夫そうです。

天面の右側には電源スイッチやリセットスイッチ、USB端子やオーディオジャックなどが配置されています。ここも非常にスッキリとしたデザインで、電源が入ると六角形のスイッチ周辺が白く光るようになっています。またHDD等のアクセスランプはリセットスイッチに内蔵されており、アクセス時にはスイッチの一部が光るようになっています。

最近のケースの場合、USB Type-Cの端子を見掛けることが多くなっていますが、このケースには他ではあまり見かけないSDカードスロットが付いています。
デジタルカメラからの画像の取り込みにSDカードを使うという機会も殆どなく使用頻度は高くないと思うものの、ドライブレコーダーの映像を取り込む時には便利かもしれません。

最後の写真がケース交換を終えた後の状態になります。以前のケースではブルーのLED付きファンを使用していましたが、今回はケースに付属していたファンをそのまま使用しておりケース内部に光物はありません。フラットなデザインのケースということもあり、落ち着いていて良い感じではないでしょうか。

パソコンの中身だけが新しくなって見た目には変わらないという状態がしばらく続きましが、今回ケースも新しくしたことで、ようやく9台目に生まれ変わったという感じになったと思います。