短命に終わった8台目の自作パソコン

自作PC

新しいマザーボードと中古で購入したCPUを使って8台目のパソコンを自作したのは昨年の12月のことになります。以降、7台目からの流用品を使っていたドライブ類やSSD、グラフィックボードにメモリ、電源といった周辺パーツも順次交換を済ませ、ようやくこれからという時期でした。

先週の土曜日のことになります。午前中は特に問題なく使用出来ていたものの、昼過ぎに外出先から戻って電源を投入したところ画面に何も表示されない状態になってしまいました。

電源ランプは点灯していましたので、ケースの蓋を開けて内部を確認してみたところグラフィックボードとCPUのファンは回転しているものの、ケースのファンは止まったままでLEDも点灯していませんでした。

最近交換したのは電源でしたので、古い電源を仮に接続して確認してみたものの症状は改善してくれません。ドライブ類なども取り外して最小限の構成で起動させてもUEFI(BIOS)画面すら表示されない状況です。CMOSクリアを実施後はケースのファンが動作するようになりましたが、残念ながらそれ以外は同様の状況ですので、マザーボードかCPUに不具合が発生したようです。

交換が可能な別のCPUを保有していれば不具合個所の切り分けも出来ると思うのですが、どちらに問題があるのか分からない状況では修理用パーツも購入出来ませんし、第9世代の古いCPUだったこともあり、今回は諦めてCPUもマザーボードも新しいものに交換することにしました。

今回購入したCPUは第11世代のi5-11400Fになります。ソフマップで21,830円でした。
既に第13世代の発売開始がアナウンスされていますので決して最新の製品ではありませんが、発売開始が2021年3月ですので交換前のCPUに比べれば十分に新しいと思います。
また、マザーボードについては第11世代のCPUに対応したASRock製のH570 Phantom Gaming 4という製品で、こちらはAmazonで8,626円で購入しました。

マザーボードかCPUに不具合があるとの判断から購入したこれらのパーツですが、他に原因が無いとも言い切れない面もあり、無事に動作が確認出来るまでは不安が残ります。

とりあえずマザーボードにCPUとクーラー、メモリとM.2規格のSSDのみを取り付けて動作を確認しました。

当初はケースに組み込む前に動作確認だけ済ませようと考えていたものの、マザーボードが入っていた箱の上に乗せた状態では壊す可能性がありますので、とりあえず最小限の構成でケースに取り付けることにしました。

この状態で恐る恐る電源ボタンを押してみたところ、ビープ音が5回鳴って画面には何も表示されませんでした。やはり原因は他にあったのかと不安になったのですが、落ち着いて良く考えてみたら今回使ったCPUにはグラフィック機能を内蔵していないため、オンボードの端子にディスプレイを接続しても画面表示されないのは当たり前のことでした。

気を取り直してグラフィックボードを取り付け、電源の状態を確認するためにケースファン1台も接続して再度確認した結果、無事にUEFI(BIOS)画面が表示されるようになり一安心です。

残りのドライブ類やサウンドカードを取り付け、起動後は問題無くWindows11のデスクトップが表示されるようになりました。マザーボードやCPUが変更されたことで改めてMicrosoftアカウントによるライセンス認証が必要になりましたが、こちらも無事に終了して元通りになりました。

パソコンの自作を始めてから20年程になりますが、これまでCPUが壊れたという経験は無く、保護機能もあってなかなか壊れないものですので、恐らくマザーボード側に何らかの不具合が発生したのではないかと思われます。

ということで、8台目の自作パソコンは残念ながら短命に終わってしまいましたが、今後はこちらの9台目が後を受け継いで少しでも長く活躍してくれることを祈りたいと思います。