古くなった電源の交換(自作8台目)

パソコン

先日、自作8台目のメモリ交換についてご紹介した際に、次は古くなった電源の交換が必要になるというお話をしましたが、このまま使い続けるには不安が残るため、一旦電源を取り外して内部の状況を確認してみることにしました。

こちらがケースから取り出した電源になります。内部を確認してみるとファンの周辺に多少の埃が溜まっているものの、電解コンデンサに膨らみなどは無く、各電圧も安定しており特に問題は無い感じでした。

とりあえず内部の掃除だけ行い、このままケースに戻そうかとも思ったのですが、電源自体はそれほど高価なパーツではなく、そのまま使い続けて後悔することになるのも嫌でしたので、この機会に新しいものに交換する決断をしました。

こちらが新たに購入した電源になります。当初は既設と同じ玄人志向の製品を購入しようと考えていたのですが、このメーカーはコストパフォーマンスに優れるものの、ネット上の評価を見ていると当たり外れが多いことから、今回はアメリカのパソコンパーツメーカーであるCORSAIRの製品を選択してみました。

このメーカーの製品を購入するのは今回が初めてになります。中国製ではあるものの全体の造りもシッカリとしており、ネット上の評価も極端に悪いものは見当たりませんでした。

交換前の製品に比べると容量が600Wから650Wに増えていますが、他は概ね同等の仕様となっており、80 PLUS認証はBRONZEになります。
皆さんもご存じの通り80 PLUS認証にはSTANDARD、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUMの6段階のグレードがあり、この製品は下から2番目ということです。
しかしながら、STANDARDでも変換効率は80%ありますので、価格と性能のバランスを考えるとBRONZEやSILVERで十分なのではないかと思います。

構造的に異なるのが、今回の製品では一部のケーブルが着脱可能なセミモジュラータイプになっていることです。全てのケーブルが着脱可能な製品も数多く存在していますが、マザーボードに接続するケーブルは必ず必要になりますので、使用する機会が無くなったペリフェラルコネクタの付いたケーブル(PATA)やグラフィックボード用のPCI-Eケーブルが着脱可能であれば十分ではないかと思います。

最後の写真が交換作業を終えた電源になります。これまでは使用しないケーブルを空いたスペースに押し込んでいましたが、交換後は必要なケーブルだけを使用出来るようになりましたので、配線関係がスッキリとした感じになりました。

また製品によってはCPU補助電源用のケーブルが短くて届かない場合があるようですが、この製品は長さが65センチあり、そういった問題も発生しませんでした。

今回の購入品の型番はCX650M 2021で、昨年10月に発売されたモデルとなります。
Amazonでの購入価格は7,500円でしたので、当初購入予定だった玄人志向の製品と比べても高価なものではなく、後はこのまま安定して動作してくれることを祈りたいと思います。
ちなみにCORSAIRのこちらの製品はメーカ保証が5年となっています。