新しいマザーボードと中古のCPUで8台目を自作

自作PC

先日ご紹介しました新しいマザーボードが無事にロサンゼルスから到着しました。箱の状態を見る限り綺麗に梱包されており、国内からの発送と変わらない印象です。

これまでに何度か中国からの荷物を受け取っていましたので、今回もガムテープでぐるぐる巻きにされた荷姿をイメージしていたのですが、箱の破損なども全く無くて中身も大丈夫な感じです。
箱を開けてみるとクッション材が少ない感じではあるものの、商品が入った箱に傷や凹みはありませんし、後は組み立て後に無事に動作することを祈るばかりです。

こちらが新たに購入したASRock製のマザーボードになります。このメーカーの製品は今回が初めての購入です。

2018年に発売されたZ390 Pro4という商品で、チップセットにはインテルのZ390が使用されています。最新の製品ではありませんので改めて詳細をご紹介する必要は無いと思いますが、このチップセットはインテルの第8世代と第9世代のCPUに対応しています。

Windows11へのアップグレードはハード面の条件が厳しく、対応可能なCPUは第8世代以降となっています。これまで使用していた6台目7台目の自作機は第3世代や第7世代の古いCPUでしたので対応不可でした。

現在の主流は第12世代のCPUですので、中古品を購入した第9世代のi5-9600では今更という感じではありますが、Windows11へのアップグレードが可能になりますし、日常的な使用には十分な性能です。

自作機の組み立ては2016年の7台目以降、約6年振りの作業になります。今回も主要パーツであるマザーボードとCPUを変更していますので一応8台目とさせて頂きました。
ケースや電源、ドライブ類など流用可能な多くのパーツをそのまま使っているため見た目は7台目と同じです。

組み立ての手順等については何度もご紹介していますので割愛しますが、今回の作業で唯一追加したのがこちらのサウンドカードになります。
マザーボードの仕様を十分確認しないまま購入したため後になってS/PDIF出力が無いことに気付きました。

無いとどうしても困るというものではないものの、現状ではパソコンとオーディオ機器との接続に光デジタルケーブルを使っていますので、これに対応出来るサウンドカードを追加しました。この製品にはS/PDIF出力が付いています。
同様の製品を以前にも使用した経験がありますが、今回はASUS製のXonar SEになります。

DACにはオンボードよりも性能の高いRealtek S1220Aが使用されていますので音質の改善も期待出来るかもしれません。

こちらの写真はマザーボードをケースに取り付け、電源関係やドライブ類、フロントパネルなどのケーブル接続を終えて最終的な動作確認をしている状況です。

最初から全てのドライブ類やサウンドカードなどを取り付けてしまうと不具合が発生した時に特定が難しくなりますので、始めは最小限の構成で仮配線を行い、無事に起動画面が表示されることを確認した後に最終的な組み立てを行いました。

今回は自作7台目のSSDをそのまま流用して組み立てましたのでOSの再インストール作業はありません。マザーボードやCPUが新しくなっていますので起動画面が表示されるまでに少し時間を要してドキドキです。

何とか無事に起動画面が表示され、その後、パーツを交換する前と同じ見慣れたデスクトップ画面が現れました。
ドライバーの再インストールが必要なものや再度認証が必要なソフトもありましたが、今のところ動作に問題があるものは無さそうです。

最後に心配をしていたWindows10のライセンス認証について簡単にご紹介しておきます。

Windows10になってからはWindows7や8からのアップグレード版を含めてライセンス認証の処理にプロダクトキーの入力は必要ありません。

以前はマザーボードなど主要なパーツを交換した場合は認証されないこともあったため心配をしていたのですが、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスであれば特に問題は発生しないようです。
特に重要なことは、パーツ交換をする前の段階で必ずローカルアカウントからMicrosoftアカウントへ変更しておくこと。そしてこちらの画像にあるライセンス認証のところがMicrosoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスと表示されていることです。
Windowsはデジタルライセンスによってライセンス認証されていますと表示されている場合はまだMicrosoftアカウントにリンクされていないそうですので注意が必要になります。

同様の作業を実施される方はネット上に多くの情報がありますので、これらを事前に良く確認して参考にされると良いと思います。