デュアルモニターを同一サイズに変更しました(自作9台目)

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現在のようなデュアルモニター構成にしたのは数年前の2022年10月のことになります。その時点から2台のモニターサイズを統一しておけば良かったのですが、それ以前から使っていた32インチのモニターがまだ活躍出来そうな状況でしたので、24インチの製品を追加で購入しました。

モニターサイズを揃えた方が使い勝手が良いことは分かっていたものの、メインのモニターとしては32インチ側を使用し、小さくてもサブモニターが追加されるだけで十分に便利になりました。

このメインのモニターとして使用しているPHILIPS製の323E7QDAB/11は2017年8月に購入したもので、発売開始が2016年11月の製品ですのでかなり古くなってきました。

もう一方の24インチのモニターも同じPHILIPS製で、型番は242E2F/11になりますが、こちらは今でも購入が可能な製品となっています。

どちらも現時点では特に不具合などが生じている訳ではないものの、32インチの方は8年目に入ることから、そろそろ買い替え時を迎えることになるのと、年数の経過とともに双方の発色の違いが気になるようになってきました。同じメーカーの製品とはいえ、製造時期や型番も異なりますので色味が異なるのは当然ではあるのですが、特に白い画面の時にその違いが顕著な感じです。

こちらの写真はドット抜けを目視で確認するためのサイトを双方のモニターに表示させてみたものになります。写真では分かり辛いものの右側の24インチの方が青白くて暗い印象です。撮影に使用しているスマホ(Xperia 10 Ⅵ)のカメラ機能が今一つなのと撮影者の腕も悪いため判断が難しいかもしれませんが、『たぬきおやじ』としては古い32インチの方の発色が好みでした。

このように書くとこれが理由でモニターを取り替えるように思われるかもしれませんが、実はこのタイミングで買い替えが必要だとは思っていませんでした。大晦日の午後のことAmazonのサイト上でパソコン・周辺機器の注目商品として表示されていたXiaomi(シャオミ)のA27iという安価なモニターがふと目に止まりました。

フルHDでサイズは27インチ、販売価格は14,980円ですが、記憶が正しければそこに4,000円OFFのクーポンが表示されていました。このクーポンを適用すれば10,980円ということになります。

この時点ではXiaomiといえばスマートフォンがメインの会社で、パソコン用のモニターまで扱っていることを知りませんでしたので、取り急ぎ割引クーポンの適用だけ行い、ネット上の情報をいろいろと調べてみたところ、一昨年の末あたりからモニターの販売が始まり、安価でありながら性能面でも評価が高いということが分かりました。

Amazonでは聞いたことのないメーカーの安価な商品も多く販売されていますが、それらとは違うということでしたので、購入の決断をしてAmazonのサイトに戻ったところ、残念なことに一時的に在庫切れ、入荷時期は未定ですと表示されており、今日の時点でもその状況が続いています。

このモニターの入荷時期が確定するまで待って改めて考えれば良い話なのですが、気になり始めると元には戻れない性格のため、どうしても新しいモニターが欲しくなってしまいました。

結局、今回購入したのはXiaomiのA27iというモデルではなく、それよりも性能が高いG27iというゲーミングモニターになります。

XiaomiのA27iがどうしても欲しかった訳ではないため、他に手頃な価格の製品が無いかと調べていたろころ、使用中の242E2F/11と同じシリーズの27インチの製品を見つけました。ジョーシンのWebショップでの価格は13,940円でしたので、カートに入れるボタンを押すところまで進んだものの、発売開始が2020年9月と4年以上前の製品だったため一旦ここで思い留まりました。

改めて動画投稿サイトなどを含めてXiaomiのモニターについて情報収集してみると、A27iよりも多少高価ではあるがG27iを購入した方が満足度が高いという評価を目にしてこちらに決定です。

購入時点でのAmazonの販売価格は18,310円、Xiaomiのオンラインストアではそれより1,670円高い19,980円だったのですが、1月3日までの期間限定で3,000円の割引クーポンを利用することが出来ましたので今回は16,980円での購入となりました。ただしクーポンは1枚限りです。

これだけでは1台しかないためもう1台はAmazonで購入しようかと思ったのですが、Xiaomi公式の楽天市場店でも同様に3日までの期間限定で2,000円の割引クーポンが利用出来ることが分かりましたので、Xiaomiのオンラインストアよりも1,000円高いですが17,980円で購入です。双方とも注文をしたのは3日の夕方でしたが、翌日には2台とも発送になり、5日の朝には自宅に配達されてきました。正月休みが明けた月曜日以降の発送だと思っていたので驚きです。

安価なモニターではありますが、梱包もシッカリとした感じでしたし、HDMIケーブルも付属していました。この写真は本体にスタンドと台座を取り付けた状況です。横から見ると非常にスリムで上部の厚みは7.5ミリしかないためかなりスッキリとした感じです。

このG27iの解像度は1920✕1080ピクセルのフルHDで、画面のサイズは27インチ、リフレッシュレートは最大で165ヘルツ、応答時間は1ミリ秒となっており、スペック的には一般的なモニターよりも高くなっています。パソコンでゲームをやる機会も少なく、ここまでの性能は求めていなかったのですが、Xiaomiのモニターが試してみたい思いから流れで買ってしまった感じです。

こちらの写真はG27iを並べてみたところです。これまで使用していた32インチのモニターは画面が大きくて良かったのですが、そのサイズを机の上に2台並べることは物理的に難しいため、今回はそれよりも少しサイズが小さい27インチを2台という構成にしています。

モニターを支えているスタンドもシンプルなデザインで、台座部分も四角い鉄板の裏側に滑り止めが付いているだけなのですが、強度的には見た目以上にシッカリとしていますし、台座が薄いため机の上に圧迫感が無いのも良いと思います。尚、モニター本体とスタンドの固定部分は差し込むだけの構造なのですが、左右に多少のグラつきがありますのでここは改善が必要な感じです。

安価なモニターですので接続端子部分もシンプルです。右側から順にDisplayPort、HDMI、Audio端子、電源端子となっており、左端は電源とメニュー操作用のスティック型ボタンになります。

尚、Audio端子に接続したイヤホンからは音が出ますが、モニター本体にスピーカーは内蔵されていませんので、モニターとは別にスピーカーが必要になります。

こちらの写真は以前のモニターの時に気になっていた左右での発色の違いを確認するために、先程と同様にドット抜けを目視で確認するためのサイトを表示させてみたところです。

同時期に製造された同型モデルであり、シリアルナンバーの末番が04と06の2番違いの製品ということもあって当たり前かもしれませんが、各色とも双方の色味に違いはありませんでした。

また、合わせてドット抜けの有無も確認していますが、幸いなことにどちらのモニターにも不具合箇所はありませんでした。製造技術も進歩しているため最近は心配の必要も無いのかもしれませんが、1箇所でもあるとかなり気になるものですので本当に良かったと思います。

最後の写真は製品に同梱されていたカラーキャリブレーションファクトリーレポートになります。長い名前の書類ですが、工場出荷時に行われた色の調整結果が書かれたものだそうです。購入前に視聴した動画投稿サイトでも紹介されていましたが、一般的に高級なモニターにしか同梱されていないものとのことで、この価格帯では珍しいようです。これまでに購入したモニターには入っていませんでしたので『たぬきおやじ』も初めての経験ですが、シッカリと色の調整が行われているということではないかと思います。

これまでは左右のモニターでサイズが異なっていたことで、大きい方がメインで小さい方がサブというイメージで使うことが多かったのですが、サイズが揃ったことで自由度が高まり、まだ短時間の使用ではありますが、かなり使い勝手が良くなった印象です。

中国のメーカーですので品質面での不安が無い訳ではありませんが、現時点では不具合などもありませんし、少しでも長持ちしてくれることを祈りながら活用して行きたいと思います。